リラックスする

ちょっと、1分間、時間を拝借! 
     吐く息の長さを測ってみてください。
方法は下記のように
①背筋をかるく伸ばして座ります。(正座、あぐら、椅子に座ってもよし)
②吸う息は必ず鼻からですが、吐く息は口からでも鼻からでもよい。
③お腹の底から吐ききる感じ(腹式呼吸)であなたの吐く息の長さは何秒でしたか?
成人男子の平均は25秒前後、長い方は1分以上!!
吐く息の持続力が10秒以下の方は、「横隔膜をはじめとした呼吸を司る筋肉の働きが弱くなっている」と考えられます。
あなたは息を吸うと、胸が膨らみますか?お腹が膨らみますか?
女性の場合、胸が膨らむ人が多いようです(胸式呼吸)。一方、お腹が膨らむ呼吸を腹式呼吸といいます。お腹が膨らむといっても、空気は肺に入ります。違いは筋肉を使って呼吸をおこなっているかということです。腹式呼吸をおこなうと、横隔膜は上下に動きます。すると、横隔膜によって腹部の内臓がもまれ、内臓の働きが活発になります。胃の血行が良くなれば胃もたれが解消され、腸の働きが良くなれば便秘に効果があります。つまり、腹式呼吸は横隔膜で内臓のマッサージをおこなうようなものなのです。
また、腹式呼吸は腹筋を使いますので、姿勢も良くなり、気になる下腹のたるみも改善されることが期待できます。加えて、腹式呼吸は、血圧や血糖値を下げる効果があります。深く大きな呼吸をすることにより、肺の表面から強力な末梢血管拡張作用のある生理物質が分泌されるためです。さらに、生活習慣病の一番の防止策、食事療法・有酸素運動にも深くかかわっています。食事後にゆったりと腹式呼吸を5回ほどおこなうと、消化がよくなったという実験結果があります。また、足の具合が悪いときや天気の悪い日など、散歩しようにもできない時にテレビをみながらでもお腹に手を当て腹式呼吸をするだけでも内蔵のストレッチになります。
普段何気なくしている呼吸。少し意識するだけで健康維持にも大きな効果を
もたらすことができるのです。 
簡単にですが腹式呼吸のやり方を記しました。
息を吐くときはお腹をへこませる。息を吸うときはお腹を膨らませる。始めは肺の中の汚れた息を全部吐いて(呼)、次に鼻から吸う(吸)。次におへその下(丹田)を意識しながら、最初はあ~とか、う~とか声を出しながら長い息でゆっくり吐く。(おおきなため息でもいいのです。)
注:吸うときは、いつでも鼻から吸ってください。口で吸うのは歯のためにもよくありません。
「ひとの病気の原因は脳細胞の酸素の欠乏にある」といわれています。また、呼吸には、自律神経をコントロールする働きもあるため、呼吸が浅いと不安感が強まったり、内臓が弱まり病気になることもあります。(気が動転しているときや、不安が増しているときなど、腹式呼吸を意識的にしてみると気持が楽になります。
あなたの体の健康、心の健康のために、今日から腹式呼吸を練習、会得して
みませんか?

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