マローと風邪
寒くなると、誰よりも早く風邪を引き、なかなか治らず、ついには、肺炎になったり、貧血のせいで風邪を引くことが多くあります。
それは、年齢には関係なく、子供、老人でも、風邪を引きやすい体質があります。老人の風邪は、死因につながることもあります。なぜなら抗生物質が効かないからです。
風邪という症状は、寒冷・不眠・疲労・空腹が揃うと、たいていの人が引き、その4つの悪条件が揃うと、強く免疫力が下がります。弱い人は、その一つがあっても、風邪を引きます。
免疫力が強ければ、4つが揃っても、すぐには引きません。
貧血が潜んでいると、免疫細胞を生産している骨髄が赤字経営になり、たちまち、多くの風邪症状を起こし、治療も色々な対応に迫られます。
普通の風邪の多因子説によると、ウィルス性・細菌性・カビ性・そしてアレルギー性・自律神経失調症・精神身体病性などがあり、充分注意が必要です。
ウィルスは年によって種類が異なり、細菌は連鎖球菌によるものが多く、ブドウ球菌がそれについでいます。肺炎双球菌、インフルエンザ菌のこともあります。
先の4悪条件は血液を酸性化し、酸欠傾向の骨髄に陥るので、免疫細胞の生産がうまくいかなくなります。
その為、マローを与えるなどして、骨髄の働きを助ければ、やがて回復してくるものですが、早目に充分な休養をとることが大切です。
安静にして自然に免疫力が回復すれば、マローの働きは一層強められると思います。特に老人の肺炎は要注意です。