「コンパクト応用栄養学」第2版出版の紹介

 株式会社朝倉書店より、ヒトの生涯に関わる応用栄養学領域のエッセンスをわかりやすくまとめ,「日本人の食事摂取基準(2015年版)」および「管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)」に準拠した「コンパクト応用栄養学」第2版が出版されました.B5版,158ページ.

目次
1 栄養ケア・マネジメント
 A 栄養ケア・マネジメントの概念
 B 栄養スクリーニング
 C 栄養アセスメント
 D 栄養ケア計画の実施,モニタリング,評価,フィードバック
2 食事摂取基準の基礎的理解
 A 食事摂取基準の意義
 B 食事摂取基準策定の基礎理論
 C 食事摂取基準活用の基礎理論応用栄養学28
 D エネルギー・栄養素別食事摂取基準
3 成長,発達,加齢(老化)
 A 成長,発達,加齢の概念
 B 成長,発達,加齢に伴う身体的・精神的変化と栄養
 C 加齢(老化)に伴う身体的・精神的変化と栄養
4 妊娠期,授乳期
 A 妊娠期・授乳期の生理的特徴
 B 妊娠期・授乳期の栄養アセスメントと栄養ケア
5 新生児期,乳児期
 A 新生児期・乳児期の生理的特徴
 B 新生児期・乳児期の栄養アセスメントと栄養ケア
6 成長期(幼児期,学童期,思春期)
 A 幼児期・学童期・思春期の生理的特徴
 B 幼児期・学童期・思春期の栄養アセスメントと栄養ケア
7 成人期
 A 成人期・更年期の生理的特徴
 B 成人期・更年期の栄養アセスメントと栄養ケア
8 高齢期
 A 高齢期の生理的特徴
 B 高齢期の栄養アセスメントと栄養ケア
9 運動・スポーツと栄養
 A 運動時の生理的特徴とエネルギー代謝
 B 運動と栄養ケア
10 環境と栄養
 A ストレスと栄養ケア
 B 特殊環境と栄養ケア
付録(用語解説,参考資料:食事摂取基準,食育基本法,食生活指針,食事バランスガイド)

序論
 朝倉書店から出版されている「コンパクト栄養学」シリーズ、『コンパクト公衆栄養学』『コンパクト応用栄養学』『コンパクト基礎栄養学』『コンパクト臨床栄養学』『コンパクト食品学』は他社から発行されている多くの栄養学シリーズとは異なって,病気の予防,健康に関する正しい知識と技術を普及・啓発し,地域,社会集団の栄養改善さらには健康の維持増進を図る学問としての幅広い領域をわかりやすくコンパクトにまとめた教科書です.
 今回、第2版の出版となった応用栄養学はかつては栄養学の一部として扱われてきましたが,その後,特殊栄養学,栄養学各論と名称が変わり,応用栄養学へと進化しました.内容は成長・発達・加齢といった人の生涯における栄養管理として,新生児期から高齢期までの各ライフステージ別に,また妊娠期,授乳期,更年期・運動・スポーツ,環境と栄養について項目ごとにまとめました.
 本書は,2015(平成27)年2月16日に厚生労働省ガイドライン改定検討会より提出された新ガイドラインおよび2014(平成26)年3月28日に公表された「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に従い,第一線にて活躍している教育・研究者によって執筆・改訂を行ったものです.管理栄養士等養成校の学生は勿論のこと,保健・医療・福祉などに関わる領域を勉強している学生,一般社会人にもわかりやすく「コンパクト」にまとめています.本書をしっかりと学習し,社会に貢献して行って欲しいと願っています.(近藤雅雄:平成28年4月2日掲載)